1. 脳と身体機能の発達
2. 学力の向上
3. 社会生活での自立
3つのコンセプトを持った学習と運動トレーニングを組み合わせて、「学習」と「運動」の療育プログラムを構成しています。
トレーニングは、1回2時間を基本としています。
※時間は大まかな配分です。この中に休憩を含みます。
SAQトレーニングとは、
Speed(スピード、速さ)、
Agility(アジリティ、動きの変化の速さ)、
Quickness(クイックネス、素早さ)
を育てるための運動の総称で、この運動により、より速く、より効果的な動きが期待できます。
また運動することで、次のことが期待できます。
トレーニングは以下のようなものがあります。
ラダーを使ったケンケンパのステップなど
ミニハードルを使った両足ジャンプなど
マットを使ったカエル跳びなど
人は様々な感覚(触覚、視覚、聴覚と平衡感覚、固有感覚)を統合して、動作しています。
感覚の統合、いわゆる脳の中で感覚の交通整理ができないと、様々な障害の要因となります。
感覚統合トレーニングを行う事で、障害の要因の根本にアプローチしていきます。
発達に課題のある子どもの多くに、それぞれの感覚が鈍感な場合、敏感な場合が見られ、日常に影響を及ぼします。
感覚 | 鈍感な場合 | 敏感な場合 |
---|---|---|
触覚 | ・よく物にぶつかる ・歯形が残るほど噛む ・他との距離感がつかめない |
・さわられることを極度に嫌う ・防止やマスクを嫌がる ・服の素材やえりのタグなどを嫌がる |
平衡感覚 | ・姿勢を保てない ・ノートをうまくとれない ・多動・落ち着きがない |
・乗り物酔いをしやすい ・動く遊具や不安定な用具を嫌う ・警戒心が強い |
固有感覚 | ・細かな作業が苦手 ・動作が乱暴 ・文字がうまく書けない |
すべてではありませんが、これらの未発達が原因で、姿勢が悪い、乱暴、好き嫌い、ルールが守れない、自分勝手、手先が不器用、ノートが上手くとれない、すらすら読めない、大きな音を怖がるなどの問題行動が起きている場合があります。
ボール、マット、バランスボール、 トランポリンなど
私たちは、五官を通し、視覚、聴覚、嗅覚、味覚、触覚などの情報を得ています。中でも、視覚は全情報の80%を占めると言われるほど重要なものとなっています。
この他、平衡感覚(前庭覚、三半規管・耳石器)は、姿勢や筋力、眼球運動に関係し、固有感覚(固有覚、筋肉・骨)は、ボディイメージや運動のコントロールに関係しています。
さらに、それぞれから得た情報(感覚)を脳が統合し認知し、ものを識別したり、身体を動かしたりします。
それで、視覚を中心にトレーニングを積むことで、認知・記憶力を高めようと考えています。具体的には、次の2つの例のようなトレーニングを行います。
ものを追う
視線を瞬時に動かす
両目を協調させる(寄り目など)
形などを認識する
「学習」は「公文式」を導入して「読み・書き・計算」を反復させます。
できるところから始め、スモールステップで繰り返し学習を行います。
それによって学習する力が高まり、最終的に自立につながっていきます。
短時間に100マス計算や、平易にできる読み、書き、計算、を繰り返す事で、脳の活性化を図れると言われているように、公文式学習でも同様の効果が得られます。
また、算数、数学だけでなく、国語も行う事で、読解力、推論する力も養います。
皆様もご存知の通り、公文式は何百というスモールステップでの学習方法で行います。
よって算数ができない、数学ができないと思っていても、できるレベルから始めますので、自然と算数・数学ができるようになります。
また、できる問題から始まる事で楽しく学習ができます。
毎日行うことで下記の効果も期待できます。
1枚2分ほどの課題からですので、無理なく集中力を養う事ができます。
1枚1枚の積み重ねで、忍耐力を付ける事ができます。
枚数で、成果が可視化できるので「やればできる」という挑戦する心を育てます。
そして最終的に「自立する力を育みます」
※公文教材の利用料金に関しては、事業者負担となりますので安心です。